2012年7月2日月曜日

利用しないとソンするサービス

他社への振り替え

世界の民間航空業界は決済機能が発達しているので、A社の航空券で一部B社に搭乗する場合や、旅行の行程で数社の航空券を組み込んで使用する場合も、A社に代表して発券してもらえる。

国際線はIATAに清算所があり、世界の約三〇〇社の相互連帯輸送契約に参加している。したがって、格安券や特定の割引航空券を除く各社に共通な航空券をもっていれば、乗客の都合で他社に振り替えることもできるので、A社のフライトが大幅に遅れる場合には、他社に振り替えて利用することもできる。

また、日本の国内線の場合にも大手三グループの各社は相互連帯輸送契約に参加しているので、他社への振り替えがきく。出張で仕事の都合で遅くなった場合や、予定よりも大幅に早くなった場合には、他社フライトへ変更すると時間をむだにしないで済む。

特に、東京-大阪、東京―広島線のように、三社のフライトが措抗して飛んでいる路線では、有効だ。ただし、国内線も普通運賃、往復割引、回数券など、運賃が共通なものに限られており、特定便割引などでは使用できない。

海外乗り継ぎ割引運賃

国際線への乗り継ぎのために国内線を利用する乗客が利用できる割引運賃。たとえば、鹿児島から関西空港乗り継ぎでロサンゼルスへ向かう場合、鹿児島-大阪間の運賃が五割引となる。正規運賃で同じ航空会社の利用が前提なので、地方で格安券を買う場合には、国内線の乗り継ぎ運賃を含めてトータルで比較しないと、ソンをする。

スルー・チェックイン

乗り継ぎ便をまとめて「通しでチェックイン」すること。たとえば旭川から羽田を経由して宮崎まで飛ぶ場合に、旭川空港で旭川-羽田のぶんだけの搭乗手続きをすると、羽田でもう一度チェックインをやり直さなければならないが、最終目的地の宮崎までのスルー・チェックインをすると、航空会社にその旨が伝わり、荷物も空港の人が積み替えてくれる。

羽田で手荷物を引き取って汗をかきながらロビーを走り回ることなく、降りたゲートからそのまま宮崎便のゲートへ向かえる。

スルー・チェックインが効果を発揮するのは搭乗便が遅れたときで、航空会社は接続客を検索し、係員が速やかに誘導したり、少々の遅れは待っていてくれる。

国際線ではこのメリッ卜は大きい。乗り継ぎ空港で出入国手続きをする必要がなくなるので、ゆったりとトランジット・ラウンジで過ごすか、免税店でショッピングを楽しんでいればよい。ただし、スルー・チェックインは、同じエアラインか、提携している会社でないと取り扱ってくれない。